17日の日曜日に、丸山晩霞記念館の主催で、里山ウォーキング・丸山晩霞選「祢津名勝12景」と座禅体験に参加してきました。
東御市の人か、水彩画ファン以外にはほぼ無名ですが、東御市出身の水彩画家に丸山晩霞という方がいます。
東御市祢津西宮に1867(慶応3年)年産まれで、登山も活発にして、高山植物の絵画も多く残しています。
詳細は東御市のホームページにプロフィールがあるのでこちらをクリックしてください。
大正の頃、故郷に名物を作るべく、晩霞が祢津十二景を選んで、絵を書き、それを金型にし、作ったものが祢津煎餅でした。
鉱泉せんべいみたいな物で、包装紙も晩霞の絵が印刷されていました。
昭和45年ごろまでは作られていましたが、今は金型しか残っていません。ここ数年、祢津煎餅を復活させ、歌舞伎などの時に復元して無料配布をしています。
丸山晩霞により選ばれた場所は
〇大日堂の暁鐘 〇長命寺前の垂桜・・・祢津東町
〇定津院の春雨 ●宮嶽山稜神社の秋月 〇榧木の雪 〇岩井堂の紅葉・・・祢津西宮
〇金井河原の虫の声・・・金井
〇七都石神社の涼風・・・新屋
●祢津鉱泉の鶯・・・滝ノ沢
●奈良原鉱泉のヒバリ・・・奈良原
●烏帽子岳のスズラン ●湯の丸スキー場・・・湯の丸高原
この12の場面が選ばれ、図案となりました。また、各場面には季節が入っています。
長命寺は春だったり、七都石神社は夏だったりします。
今回の里山ウォークでは、丸山晩霞記念館から白丸の7か所を歩き、最後に定津院で座禅体験をしてきました。
その他にも、東町の歌舞伎舞台や西宮の建事神社、そして丸山晩霞が晩年に使用したアトリエ・羽衣荘を4時間の行程でを巡りました。
地元には埋没した場所がたくさんある事を再認識しました。
あと、もう1時間ほどあれば、宮嶽山稜神社も行けたのですが、時間オーバーになってしまい、残念でした。
やはり、確り見てもらおうと思うと、時間が必要ですね。
今回のコースは丸山晩霞記念館の学芸員・佐藤さんに聞くと、資料などをくれるかもしれないので、問い合わせて見てください。
現在、丸山晩霞記念館では企画展「山への賛歌展」を開催中です。今回の里山ウォークもその一環でした。
晩霞は山への造詣深く、山の草花を書いた作品も多々あり、一見の価値があります。
8月28日日曜日までやってますので、一度、見に来てください。
入館料は200円です。
また、今年は山の日が制定された事もあり、山への賛歌展の一つとして、ワークショップも開催しています。
直近では7月24日日曜日の13時半開演の「雪山賛歌」とカントリー&ヨーデル山楽コンサートがサンテラスホールロビーにて開催されます。入場無料です。
⇒詳細はこちらです。問合せは東御文化会館サンテラスホール(0268-62-3700)です。
また、8月に入ると、5日から10日まで、サマーウォーク自然体験ワークショップが開催されます。毎日違う内容を行い、各日無料となっています。
⇒詳細はこちらです。問合せは鹿沢インフォメーションセンター(0279-80-9119)です。
そして、山の日当日は、東御市中央公民館(0268-64-5885)主催の市民大学と自然学習センター(0268-62-4333)主催の自然体験入門講座があり、両方ともにフィールドを歩くようです。
詳細は各主催者に問い合わせてください。