実は、秘密にしていた品種があります。
それが下の写真のりんごです。
品種名は『IHR17』です。
信州大学農学部の伴野名誉教授が品種改良した、果肉の赤いりんごです。
果肉の赤いりんごはりんごの皮側から赤くなるタイプと、芯の方から赤くなるタイプの遺伝子があります。このIHR17はその両方を持つため、皮からも、芯からも赤い色が広がるために、赤くなりやすいのが特徴です。
味は酸味が強いですが、甘みもちゃんとあるりんごです。
どちらかと言えば、加工向きですが、すっぱいりんごが好きな方には喜ばれるでしょう。
今年で3年目で10㎏ほど収穫しました。ここから、加工業者を回ってみようと考えています。
もし、この品種に興味のある方は連絡をください。
最後に近況です。
9月はいろいろありました。
その最大の原因は高温多雨です。
秋分の日までは30度の日が続き、ついでに雨も降る。
これによって当地やその周辺では輪紋病と炭疽病が蔓延して、シナノゴールドとトキがとてつもない被害となりました。
その為、周辺の直売所でもりんごが不足していたようです。
秋分後、少し涼しくなりましたが、10月はじめは暑いようです。
もう、涼しくなってほしいです。
この後、シナノゴールドとふじの収穫になりますが、気を抜かずに育成していきます。