清水寺

信濃三十三観音・十六番札所

山号は阿弥陀山。千手観音が祀られています。宗派は真言宗。

なお、寺号の読みは「せいすいじ」です。

住所は長野市若穂保科1949。

県道34号線を菅平高原へ向かって走って行くと、途中で保科郵便局があります。その先を左折して、道なりに進むと清水寺の駐車場があります。

大きいので、ゆっくり停車できます。

また、駐車場の先には観音堂へ登る車道もあります。

牡丹や紅葉も美しく、長野市のながの百景に選ばれています。⇒ながの百景 清水寺の牡丹と紅葉

 清水寺があるのは保科地区です。

この保科の地名は戦国時代に武田の家臣となり、江戸時代には徳川秀忠の三男・保科正之を養子に迎えた保科家の発祥地ではないかと言われています。

当地にある清水寺はとても大きな寺院でしたが、大正5年の保科村の大火事で焼失してしまいます。その後、仮堂と本堂のみ復興します。

昭和47年になり、当地出身の実業家・北野吉登(北野建設創始者)が私財を投じて観音堂を再建しました。

観音堂までの参道を登って行くと、直ぐにここに仁王門が建っていたと言う柱があります。

その他、大日堂や三重塔など、復興していない建物は多々ある様です。

戦没者位牌堂まではまっすぐ登ってこれますが、ここからはまっすぐ登り辛いです。車道を歩いた方が安全に登れます。

仁王像が見えて来たら後少しです。

登りきるとまだ新しい観音堂が見えてきます。

木も多いので観音堂からの風景は遠くは見えませんが、森林浴が出来ます。


 

2020年8月14日 調査

2020年8月15日 花岡武彦 執筆