信濃三十三観音・二十五番札所
筑摩三十三観音・三十番札所
山号は天陽山。千手観音が祀られています。宗派は曹洞宗。
住所は松本市波田6011。
本来の札所は盛泉寺よりも更に山側にあった古刹・若沢寺があり、そこが霊場でした。
しかし、明治の廃仏毀釈により廃寺となり、近くで残った当寺に観音堂を移して札所の役割を継ぎました。
長野自動車道・松本ICから国道158号線で岐阜県を目指して進み、波田小学校前の丁字路を県道25号にはいるのですが、ここから西に曲がる目印がありません。
カーナビやGoogle mapなど、ナビを使っていってください。
駐車場は境内にもあり、その手前の山門周辺にもあるので、ゆっくり止められます。
なお、当寺のホームページもありますので、ご確認ください。⇒盛泉寺
盛泉寺は1522年に創建。
若沢寺が廃寺になると、その救世殿と水沢観音を明治中頃に当寺へ移した。
今は無い、若沢寺についても書きます。
平安時代に坂上田村麻呂により再建されたとされる真言宗の古刹で信濃日光と言われるほど隆盛していました。
若沢寺から薬師如来などもいろいろと移されたようで、文化財になっています。
最後に、観音堂の額には山岡鉄舟によって「大悲閣」と書かれています。
2020年12月27日 調査
2020年12月28日 花岡武彦 執筆