信濃三十三観音・二十三番札所
中部四十九薬師・四番札所
山号は龍洞山。御本尊は聖観音。現在は浄土宗。
834年に第3代天台座主慈覚大師円仁により創建。本尊はこの地に住んでいて人々を困らせた龍の住処であった柳の木より3体の観音を作り、その一つをここに安置したと伝わる。当初は洞窟の中に観音様が祀られていたが1776年に近隣の住民により観音堂が建立された。
上田市御嶽堂にあります。千曲川の支流・依田川の西岸、崖の中腹にあります。
駐車場は道沿いに用意されているので、そのまま登って行けます。
参道短いですが急ですので、十二分に気をつけて参詣してください。また、調査日は雨でしたので、さらに滑り易かったです。
途中、義仲桜の場所に寺務所があり、そこで休憩出来ます。
丸子地区には木曽義仲との縁が深い場所が多々ある様で、境内にはそれを記した看板があります。
山門を過ぎ、左手側には阿弥陀如来と薬師如来が祀られています。
右手側を進むと、本堂があります。
ここから更に上へ登り、月見堂展望台へも行く事が出来ます。
なお、展望台への道も急です。手すりがありますが、足元が悪い時は登らない方が良いです。
展望台からは依田川一帯と遠くには浅間連峰も見えるはずです。
天気のよい日に一度、参詣してみてください。
2020年7月11日 調査
同年7月12日 執筆
調査・執筆 花岡武彦