常光寺

信濃三十三観音・二十一番札所。
山号は小沢山。御本尊は十一面観音。宗派は不明。
住所は長野市篠ノ井岡田裏1243

 常光寺の観音像は中山道本山宿(塩尻市)の真言宗の寺院にありましたが、1681年に廃寺となり、観音堂のみ残っていました。明治に入り、廃仏毀釈により、堂も取り壊されて観音像は行方不明。1876年に現在の篠ノ井岡田の岡沢さんが名古屋で観音像を見つけ、買取り、自宅に安置しました。1904年にりんご畑の中に観音堂を建立しました。現在のお堂は1980年に再建したものです。

 最寄り駅はJR信越本線今井駅で、30分ちょっと歩くと付きます。

車でも行けますが、お堂は細い道の先にあるので、注意してください。駐車スペースは十二分にあります。

 

常光寺周辺は共和という昔から長野のりんご産地としても有名な地区です。

2021年3月3日 調査

2021年5月15日 花岡武彦 執筆