牛伏寺

信濃三十三観音・二十七番札所。

筑摩三十三観音・九番札所。

山号は金峯山。御本尊は十一面観音。宗派は真言宗知山派。

住所は松本市内田2573。

寺伝では755年に善光寺へ経典を運んでいた牛がこの地で倒れた。これを十一面観音の霊力としてこの地に経典を納めた事が起こりとされる。

1534年に現在地に移り、中興される。1612年に大火で焼失。その後、再建される。また、観音堂は1622年に再建される。

現在は松本市であるが、江戸時代は諏訪藩であったため、廃仏毀釈の難を逃れ、現在に至る。

江戸時代より残る寺宝も多く、牛伏寺のホームページでも見る事が出来ます。

長野県道63号線・アルプス展望しののめ道から牛伏寺の入口看板から東に進んで行くと、牛伏寺の山へ登る参道があります。

参道には向かわずに牛伏寺川を上流に目指して車を走らせると、駐車場があります。

ここから歩いて行くと、伏せた牛をまつる牛堂があり、そこから山門へ向かう道と、牛伏川のフランス式階段工へ向かう道に分かれます。そちらに散策に行くのも良いです。

2020年5月21日 調査

2020年5月27日 花岡武彦 執筆