阿弥陀寺

信濃三十三観音・二十四番札所。

伊那諏訪八十八か所・二十一番札所。

山号は法国山。御本尊は十一面観音。宗派は浄土宗。

住所は諏訪市上諏訪唐沢7633-1。

本寺は常駐はしていない様です。御朱印と管理は諏訪市の正願寺(諏訪市岡村1-15-3/0266-52-0818)が行っています。

1595年に地元の念仏行者・河西浄西が裏山に観音像をまつのが始まりで、1598年に弾誓上人が当地に立ち寄り、5年間留まり開山。

近年では1993年4月に火災が発生。鐘楼以外を焼失するが、1997年10月には善光寺大本願の旧本誓殿を移築して本堂として復興。

諏訪市の国道19号の元町交差点より東側に曲がり、県道40号線を登る。1.5㎞程進むと、山之神神社を東へ。急な坂道を登ると嶽門が見えてくる。この場所が駐車場です。

最寄り駅は上諏訪駅でここから歩くと3km程度あり、急な坂を登り続ける事になります。

嶽門からは鬱蒼と茂る林を登って行きます。途中、弾誓上人が爪で自身の法名を掘ったと伝わる石や鐘楼近くの長命の水と言われる清水があります。

本堂から足場の悪い道を抜けていくと、観音様が祀られている岩屋堂があります。

石でできた十一面観音は意外に手前にあり、その姿をよく見る事が出来ます。また、後ろを振り向けば、諏訪湖まで見る事が出来ます。

2020年6月14日 調査

2020年6月18日 花岡武彦 執筆