浅間連峰の最西端にあり、東御市と上田市に接しています。
名前の通り、尖っていて、烏帽子の様なのでその名がついたのでしょう。安直な名前の一つですね。
実は、この山の頂上は私の住んでいる東御市鞍掛からは見辛いのです。
頂上を見るには上田市からが良いですし、また美しく見えます。
標高は2,066mあり、信州・山グレーティングでは体力2,難易度Aの日帰りできる簡単な山です。
一番簡単な地蔵峠スタートのコースになります。
他のコースもあるのですが、整備不良が多く、山を熟知されている方と一緒に登るほうが良いです。
地蔵峠からのコースは頂上の往復で8.2㎞。4時間ぐらいで踏破できます。
コースも平らな部分が多く、烏帽子岳の尾根に登る部分が急なくらいで、難所といえる所はないでしょう。
峠から歩き始めて、長い間は湯ノ丸山の中腹を横に動きます。
ですから北側がずっと見えませんが、尾根に登る直前よりだんだんと北側が見え始め、尾根に到着すると四阿山や根子岳もよく見えます。
さらに、南側に目を向ければ、千曲川流域の街も一望でき、天気さえ良ければ八ヶ岳連峰だけでなく、北アルプスまでも見ることが出来ます。
登山者の中には、烏帽子岳では物足りないと、鞍部の分岐より湯の丸山に登る方もいるようです。
多くの峰があるので、各々の体力に合わせて、いろいろなコースを進むことが楽しめます。
登山後は、山のすぐ近くにある、鹿沢温泉で疲れを取ることも出来ます。
参考ブログ
湯の丸高原の名前にも使われている、高原の主峰です。
南北に二つの峰があります。南の峰は標高は2101mあり、こちら方が高いです。
湯の丸山も浅間連峰の火山活動による影響で出来た山で、溶岩ドームだったと言われています。
北の峰をさらに北へ進むと、角間峠があります。
この峠は真田氏の出身地とされる角間渓谷から峠を登り、鹿沢まで降ることが出来ます。
現在は、角間方面へは土砂崩れのため進むことが出来ませんが、鹿沢へは降ることは可能です。
信州・山グレーティングでは体力1難易度Aの簡単な山です。
危険な箇所は少なく、歩道も広めでよく整備されている山です。
ですが、湯の丸山から烏帽子岳へ行く道は地蔵峠からの道と整備状況が少し違うので、降る際は注意して下さい。
湯の丸山への登山道は、時期ごとの花が咲き乱れる道です。
レンゲツツジの頃も良いですし、高山植物が咲く時期も良いです。
篭ノ登山は湯の丸高原と高峰高原の中程にある山です。東西2つの峰があり、それぞれ、東篭ノ登山,西篭ノ登山と呼ばれます。
篭ノ登山も浅間連峰の火山活動の中、溶岩ドームとして出来たとされています。
東篭ノ登山から更に高峰高原には水ノ塔山があり、この3つの峰はそれぞれ縦走でき、高峰高原まで行くことが出来ます。
標高は東篭ノ登山が2,228m、西篭ノ登山が2,212mあります。
烏帽子岳や湯の丸山より標高は高いのですが、信州・山グレーティングへの掲載はありません。
グレーティングがない理由は、とてもお手軽に登ることができるからだと考えられます。
コースは池の平湿原駐車場(有料)に駐車し、歩き出すのが最も簡単なコースになります。
ここから1㎞ほど歩くと東篭ノ登山山頂になります。
とても簡単です。
ただし、注意点としては、いきなり山頂部分を歩く形となるので石の多さに驚くかもしれませんが、注意して進めば問題なく頂上に着きます。
東篭ノ登山から西方には西篭ノ登山から烏帽子岳まで一望でき、東方は水ノ塔山や高峰高原を望めます。また、南側には池の平湿原を見ることが出来ます。
ここから西側に縦走すること500mほどで西篭ノ登山です。
一度山を降りて、再び登るので、距離の割には疲れます。
西篭ノ登山に着くと、さらに西側の湯の丸高原に行けそうですが、整備されてませんので、行かないほうが良いです。
参考ブログ
2014年7月31日 篭ノ登山 花岡武彦 執筆
2014年9月3日 烏帽子岳・湯の丸山 花岡武彦 追加